土木施工管理技士の生活(一年目)

建設業のリアルをお伝えできたらいいなと思います.

入社65日目

いつもご覧頂きまして、ありがとうございます。

 

 

でぐよしです。

 

 

今日は一日中、作業所にこもって

CADで図面作成をしていました。

 

先日測量した点を距離と水平角度から座標を求め、図面にプロットする作業をしました。

 

図面に落とし込んだら、それが図面とリンクしているのか確認を行うため、測点同士を結んでいきます。

 

例えば擁壁の天端(てっぺん)の位置を

2ヶ所測定したらその測点同士を線で結んで擁壁に沿った線になっているのか確認します。

 

CADでは、自分で座標の原点を設定することができ、図面に座標をプロットすると正確な位置が分かります。

 

ですが、全部の図面に正確な座標は書いておらず、設計図だけ書いてあって座標情報が正しく合わせていないものもあります。

 

今回座標情報をプロットした図面は、大まかな構造物の情報しか書いておらず、詳しく書かれた設計図とリンクさせなくてはいけません。

 

しかし詳しく書かれていた設計図の方は座標情報を合わせていなかったため、ふたつの図面を使って上手く設計図のサイズを合わせる作業が必要となります。

 

まだまだ建設CADの操作が不慣れで、図面を合わせるのにも苦労しました。

その作業で午前中は終わってしまいました。

 

午後からはプロットした測点を結ぶ作業を行いました。

 

ここでも様々な壁にぶつかりました。

 

合わせた図面はとても小さな縮尺で、線を引こうにも線が表示されないし、あるところまで線を引くと1部だけ線が表示されるなど、

めちゃくちゃ頭を抱えていました。

 

しかも職員は建設CADをあまり触っていないので、職員に聞いても分からないと返答され、マニュアルを見てもよく分かりませんでした。

 

夕方の16時頃までずっと試行錯誤をしていたら

ようやく線が表示さらるようになり、めちゃくちゃ嬉しかったです。

 

更には、先輩上司にも褒められてすごい達成感がありました。

 

しかしここで問題点が見つかりました。

 

設計図と今回実測してプロットした情報と

矢板(凸凹した板で、土留めや止水の役割を持つ)の位置がズレていたのです。

 

実際に設計図と実測データとの誤差は色んな現場でもあるそうですが、

何せ初めて触るソフトで、操作も曖昧なわたしの図面で、矢板がズレていたので自分のミスではないかと不安に思いました。

 

しかし先程説明したように測点を結んだ時にぴったり擁壁に沿った線になっていたので、間違えてはいないのかなと思います。

 

仮にこの間違った図面通り施行して、

何億もの巨額の赤字を出してしまったらどうしようかとと不安になりますが、徐々に自信がもてるようになりたいです。

 

最後までご覧頂きまして、ありがとうございました。