土木施工管理技士の生活(一年目)

建設業のリアルをお伝えできたらいいなと思います.

入社310日目

いつもご覧いただきまして、ありがとうございます。

 

でぐよしです。

 

11月から立坑を掘り始めて、

先日ついに、約50mの立坑の掘削が終え、底盤コンクリートの打設が完了しました。

 

毎日繰り返しの掘削作業ですが、50mも地下深く掘れば土質の変化があります。

例えば、粘土層・砂層・礫層・盛土層など各層で、

粒径や粘性土、混入物に違いがあります。

 

わたしの現場では、地下5mくらいまでは盛土層で、面白いものが発掘されました。

 

消火器やサニーホース(送排水ホース)、注射器、枕木(鉄道のレール下に敷いてある大きな木材)、その他いろんなゴミが埋まっていました。

 

建設現場で発生した産業廃棄物は、処理をする際に処分費用が掛かってしまうため、

昔は(今も?)、それらを地面に埋めて隠してしまうことが多いそうです。

 

掘削をしていて一番怖かったのが、骨を見つけた時です。

 

しかもおそらく人間の脚部の骨とみられるものが発掘されました。

 

今は、作業員が現場で働くには、その現場に作業員の情報を登録した資料がないと、

法律に引っかかってしまいますが、

昔は情報を登録していなくてもその現場で働けたそうです。

 

現場で事故を起こして、作業員がけがをしたとなれば、それを発注者に報告しなければなりません。事故が起きれば、その現場の評価は、大きく落ちてしまいます。

 

 

そのため小さな事故は、今でも黙っているところもあるとかないとか...

大きな事故は、さすがに報告しないといけないのですが、

昔は、評価が下がるのを防ぐためにけがをした作業員をいなかったことにするという

恐ろしい話を聞きました。

 

もしかして今回見つけた骨の持ち主も仕事で何かやらかしてしまったのでは...と

想像するだけで身の毛がよだちます(笑)

 

次のブログでは、初めてコンクリート打設してみて感じたことを書きたいと思います。

 

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。