入社364日目
いつもご覧いただきまして、ありがとうございます。
でぐよしです。
前回のブログから1か月以上空いてしまったので、
そろそろ書きたいと思います。
今回は、生コン打設をするにあたり、入社1年目の私が実際に行った
作業内容をお伝えします。
生コン打設
生コンとは、工場で練ってから、まだ柔らかい状態のコンクリートを言います。
その生コンを打設する つまり
型枠などに流し込みを行うことを生コン打設といいます。
現場試験
生コンを打設する当日は、
工場から送られてきた生コンが設計通りの品質となっているか確認して、
その試験に合格しないと打設を行うことができません。
わたしが実際に立ち会った現場試験では、次の5つの品質検査を行いました。
①スランプ試験(コンクリートの柔らかさを測定します)
②空気量試験
③塩化物含有量試験
④容積質量試験
⑤温度試験
これらを現場で生コンの試験屋さんが試験を行い、現場監督は設計の
基準値内にあるのかどうかを確認します。
このほかにも筒状の容器に生コンを入れて、供試体(サンプル)を採取します。
これは、圧縮強度試験用に使うもので、よくあるのが生コンを打設してから
1週間後と4週間後に固まったコンクリート供試体を専用の圧縮装置で、
圧縮して強度を確認します。
あってはならないのですが、
設計通りの強度がなければ、最悪打設した構造物を壊して、また打設をしなければいけません。
先ほどの①~⑤の試験を合格できたら、
いざ生コン打設の開始です!
当日の作業
初めてやった生コン打設は、忙しかったです。
わたしが、実際に行った内容としては、次の4つです。
現場に入場した生コン車の運転手から生コン工場から出た時間や生コンの品質などが
記載された伝票を1台ごとに受け取ります。
②生コン車の誘導
生コンは時間がたつと固まりだして、ゆっくりしていると打設ができなくなります。
そのため時間との勝負なので、円滑に打設が進むように、上手く生コン車を誘導しなければいけません。
ポイントとして、①打設時の生コン車の位置、②打設後の生コン車の洗い場の位置、③打設前の生コン車の待機場所をあらかじめ決めておいて、それぞれの車を誘導します。
③記録用紙の記入
生コンは、工場から出荷され、打設が終わるまでの時間が決まっていて、
気温25℃未満だと2時間以内に打設完了をしなければいけません。
そこで、記録用紙には、工場から出荷された時間と打設終わりの時間を1台ずつ記入してちゃんと打設時間内に済んでいるか確認します。
④残りの生コン打設量の計算
現場にもよりますが、生コンが土に食われて、計画より多く打つこともあります。
逆もしかりですが、このような状況を打設中にあとどれくらい必要なのか打設コンクリートの打ちあがり高さなどを確認しながら、残りの生コンがどれだけ必要か計算します。
①~③は入社1年目でも任される可能性は、高いのでぜひ覚えておくとよいです。
そのほかの質問は、ブログのコメント欄やTwitter(@degdegqqqp)のDMから回答いたします。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。