土木施工管理技士の生活(一年目)

建設業のリアルをお伝えできたらいいなと思います.

入社8日目

いつもご覧頂きまして、ありがとうございます。

 

でぐよしです。

 

今日は、実際の現場見学に行ったため、その様子を書きたいと思います。

 

 

地下の空洞

全国の地下には

昔、石炭を採取するために地下に穴を掘った炭鉱があります。

 

今の技術では地上からどこに空洞があるかわかりません。

 

2016年に起きた

福岡県の博多駅前の道路陥没事件

を覚えていますでしょうか?

 

市の交通局は、復旧までに数ヶ月はかかるであろうと言われておりました。

 

しかし1週間程で人や車が通ることが出来るほどの復旧を成し遂げました。

 

これはセメントと泥水を混ぜた

流動化処理土(LSS)

を用いた埋め立てを行ったことで、スピーディに復旧することができました。

 

LSSの特徴として

 

スピーディに陥没地点を埋めて翌日には固めることが出来る

埋め立て後に掘り返せることが出来るほどのレベルの柔らかさでありながら人や車の荷重に負けない強度を持つ

 

上記2つの条件を満足することが出来ます。

 

話を戻しますが、この技術を用いて、炭鉱の空洞部に流動化処理土を流し込み、大きな地震があっても陥没しないようにする現場を見学してきました。

 

 

 

 

橋梁

次に高速道路の橋梁の補修工事の現場を見学しました。

 

まずは、下のグラフをご覧ください。これは、橋梁とトンネルの判定区分の割合(全道路管理者合計H30)のグラフです。

判定の区分の説明は、以下の通りです。

【Ⅰ:健全、Ⅱ:予防保全段階、Ⅲ:早期措置段階、Ⅳ:緊急措置段階】

 

         

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グラフの橋梁部分を見ると、早期措置すべき状態が10%(68,400橋)、緊急に措置すべき状態が0.1%(700橋)となり、措置が必要な橋梁がこんなにも多いことに驚きました。

修繕に着手しているものもありますが、半分以上の橋梁は、未着手だそうです(H30)。

 

現場監督の1日 

実際の現場の1日について監督さんから説明がありました。

 

AM

①ラジオ体操、安全朝礼(KYK)、伝達、指示事項など全作業員へ伝える

②作業員が記入する安全書類を毎朝確認する

③現場の安全巡視

④計測、測量、写真撮影など

 

PM

①昼の安全会議、その日の進捗と明日の作業調整を行う

②品質管理など

③作業終了、現場の閉塞確認

④夕方の所内打ち合わせ 進捗確認と翌日の作業調整、情報共有

 

このような感じで現場の1日が終わるそうです。

 

わたしも現場で配属されるのが、GW前と聞いたので配属されたら

できれば写真付きでその様子を皆さんにご覧いただけますと、より理解しやすいかと思います。

 

明日も現場見学なので、新しく発見したことを皆さんにお伝えできたらいいと思います。測量実習は、明後日と来週行うそうなので楽しみです。

 

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

 

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皆さんのおかげで、ブログ開設1週間で1000pvを達成することができました。

こんなにご覧いただけるとは、ブログ開設当時、思ってもいませんでした。

今後も施工管理の仕事の様子をお伝えできればいいなと思っております。

これからもどうぞこのブログの応援よろしくお願いします。

 

追記:コンプラ的にダメなものがあったので

そのデータは消しました。