土木施工管理技士の生活(一年目)

建設業のリアルをお伝えできたらいいなと思います.

入社43日目

いつもご覧頂きましてありがとうございます

 

でぐよしです。

 

 

現場に配属されて3日目になりました。

新しい環境にも少しずつ慣れてきて、

緊張もほぐれたのか、疲れがどっと出て今朝は起きるのが辛かったです。

 

今日の仕事

現在の工事では深礎工法という基礎工を行っています。

 

基礎工とは構造物からの荷重を基礎地盤に伝達し、構造物を支える工事です。

もし構造物を支えている地盤が柔らかいと様々な外力・荷重がかかった時に構造物が傾いてしまい、倒壊などの危険があります。

 

今回の深礎工では

まず垂直に地面を地下深く掘ります。

重機で地面を掘っていき、私の現場では最終的に30m近くのとても深い穴を掘ります。

 

(写真管理で今週か来週にこの穴の中に入るのですが、わたしは高いところが少し苦手で上から穴を除くと身震いしてしまいます。

30mのハシゴを昇り降りするので、体全体が鍛えられそうですね。)

 

一気に深くまで掘ると地中の土壁が崩れてくるため、少し掘ったらライナープレートという鋼板を壁に沿って固定していきます。

 

地下30mも掘るため途中で地下水が湧いてきます。現場は山が近く、地下水も多く出るため、土を掘るにあたり泥を処理しなければ行けません。

 

 

排泥処理といい、泥を大きなホースで吸い上げて水槽に送ります。

 

吸い上げた泥はそのまま川に流すと汚染の原因になります。地中には様々な成分を持つ土があるので、川を汚くします。

 

そこで水槽に薬品を混ぜて土と水分を分離してきれいな水は川に放流し、残土は処分場に運搬されます。

 

今朝は排泥処理の管理業務を行いました。

 

次に動態観測を行いました。

ここの現場では最初に山を削る切土作業を行いました。

山を削るだけでは土砂崩れを招くため、削ったところ(法面(ノリメン))を固定して山が崩れるのを防ぎます。(土留め

 

土留めには親杭横矢板工法を用いており、H形鋼を1.5m~2.0m間隔で打ち込み、その間に木の横矢板をはめていきます。施行は比較的容易ですが、止水性はありません。

 

時間が経ってこの土留が傾いているかどうかトランシット(光波)を用いて点検する動態観測を行いました。

 

トランシットには角度・距離・高さを測定することが出来るため、定期的にそれを測ることで土留めに変化がないか確認することが出来ます。

 

やく3週間ぶりにトランシットを据付しましたが、研修時の腕が覚えていて問題なく据え付けることなできました。

 

最初は据付に10分もかかっていたのが3分以内に据え付けることが出来たので成長を感じました。

 

今日はここまでにしておきます。

 

 

最後までご覧頂きましてありがとうございました。

 

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私事ですが、6月から東京の現場に配属することがほぼ決定しました。

 

コロナも収束傾向にあるため会社も東京へ現場を移動する許可を得ることが出来ました。

 

東京の現場所長は噂によると口がとても悪いと聞いてるので、身を引きしめていきたいと思います。