土木施工管理技士の生活(一年目)

建設業のリアルをお伝えできたらいいなと思います.

入社224日目

いつもご覧頂きまして、ありがとうございます。

 

でぐよしです。

 

前回のブログ投稿から間が少し空いてしまいましたね。

 

 

現場は17:30近くまで作業していて、そこから事務所に帰って書類整理や写真整理をしていたら20:00くらいになります。

 

更に、現場では足場を組み立てたり、資材を運ぶなど肉体労働が多くて、帰宅したらぐったりしてなかなかブログを書く気力がありませんでした。

 

ですが肉体労働が減って、現場も落ち着いてきたのでブログを書きたいと思います。

 

現在 「立坑工」(垂直に穴を掘る工事)を行っていて、

穴の大きさに合わせたリング(鋼製セグメント)を上から地中に圧入しながら、リングの中を掘削します。1段のリングは高さが約1mで、地中に圧入したら、次のリングを上から重ねてどんどん地下深くまでリングを圧入していきます。

 

地中にはある高さに地下水があります。

地面を掘削していくと地下水が湧いてくるのですが、

リングは水を遮断するため、リング外の地下水位は変わりません。

 

そのため地下深くまで掘削するにつれて

リング外の地下水位と掘削底面の高さの差がどんどん大きくなっていきます。

水や土は地下深くにあるほど圧力が横方向に大きくなります。

 

そしてリング外の地下水の水圧や土圧が掘削底面付近の力より大きくなってしまい、掘削底面を押し上げるような力が発生してしまいます。

 

このような現象をボイリング・ヒービング・盤膨れといいます。

この3種類の呼び方はその地層によって変わります。

 

ボイリングは地中が砂地盤で掘削底面から水が湧き上がる現象です。(地下水がリングの外から中へ回り込む)

 

ヒービングは掘削底面が粘土地盤などの水を浸透させにくいもので土圧の差によって掘削底面が隆起する現象です。(土がリングの外から中へ回り込む)

 

盤膨れは掘削底面が粘土地盤などの水を浸透させにくいもので水圧の差によって掘削底面が隆起する現象です。

 

これらが原因で土留め材(私の現場ではリング)の安定性が失われてしまいます。

 

これらの現象が起きないように、私の現場ではリング内(掘削範囲)に水を溜め込みながら、掘削を進めています。

これをすることで掘削底面のリング外と中の圧力が均等になり、掘削底面の破壊現象を防止しています。

 

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

 

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今日11/10は私23歳の誕生日です!

ですが東京で一人暮らしをしていて、近くに友達が少ないので、ゆっくりひとりで誕生日を過ごします。

次の日がお休みだったら、友達よんで遊んでたけどなあ、、

 

社会人はきびしいね😹