入社16日目
いつもご覧いただきまして、ありがとうございます。
でぐよしです。
今日は、トランシット(トータルステーション)を用いて、角度と距離の計測を行ったので、それについて書きたいと思います。
トランシット
こちらの器械は、レベルと同様に三脚の上に取り付けて、
角度や距離を計測することができます。
ちなみにこの器械は、1台数10万~100万円もする超精密器械なため、誤って落下させてしまわないように要注意です。
今回は、上図のように3点の内角を計測して、角度と距離を求めました。
角度を求めるときは、ある点の上にトランシットを設置し、水平を合わせてから、測りたい角度の2点にトランシットを向けて計測します。
例えば、No.2とNo.3の角度を測りたいとき、まずNo.2の方向をみてから次にNo.3の方向を見て計測します。
このときNo.2では、トランシットを0°にセットするように器械側で設定し、トランシットの上部を回転させて、No.3を見ます。
すると、自動的に何度回転したのか表示されます、No.2とNo.3の角度となります。
また、トランシットから光波を飛ばすことができ、対象地点との距離を測りたいときにプリズムと呼ばれるものを用いて、計測することができます。
例えば、No.1とNo.2の距離を測りたいときに、No.1にトランシットを据え付け、No.2にプリズムを置きます。そしてトランシットから光波を飛ばすと、距離を測ることができます。
最後に、トランシットは、レベルを据え付ける(水平にする)よりも難しいです。
レベルでは、水平に調整するのに気泡を合わせるだけでよかったのですが、
トランシットだと気泡が2つあり、
また基点とするポイント(トランシットの真下にある任意の点)に照準合わせないといけないです。
わたしも最初トランシットを据え付けるのに10分以上かかってしまいましたが、コツをつかんでくると、3分以内にできるようになりました。
コツとしては、
①程度任意のポイントに照準を合わせる
②三脚の足の長さを調整して、できるだけ水平する
③トランシットの調節ねじで微調整して、気泡を合わせる④ポイントとずれていたらトランシットの2か所ある台の部分を動かす
この手順でいけば、比較的素早くトランシットの据え付けを完了することができます。
でも最初は、かなり時間がかかってしまうと思うので、あとは数をこなすことで、自然とコツをつかんで早く据え付けることができると思います。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
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急ですが、明日で研修が終わることになりました。コロナの影響もあり、研修も早く切り上げることになったと思います。
また、4/23~28?まで東京の現場に行く前に静岡の現場で少しだけ配属されるようになりました。
現場に配属されましたら、またその様子を書きたいと思います。