入社15日目
いつもご覧頂きまして、ありがとうございます。
でぐよしです。
今日も先日と引き続きます、測量実習をしましたので、その様子を書きます。
今回は、野帳(測量で計測データをまとめる時に用いる手帳)の書き方を詳しく教えたいと思います。
野帳の書き方
まずは、野帳がどのようなものかご覧ください。(水準測量)
(m) | BS | IH | FS | GH | KBM |
KBM | ②0.554 | ③8.079 | ①7.525 | ||
TP1 | ⑥0.350 | ⑦7.148 | ④1.281 | ⑤6.798 | |
TP2 | ⑩0.956 | ⑪6.733 | ⑧1.371 | ⑨5.777 | |
TP3 | ⑭1.091 | ⑮6.595 | ⑫1.229 | ⑬5.504 | |
No.1 | ⑯1.272 | ⑰5.323 | |||
No.1 | ⑱1.345 | ⑲6.668 | ⑰5.323 | ||
TP4 | ㉒1.515 | ㉓6.832 | ⑳1.351 | ㉑5.317 | |
TP5 | ㉖1.429 | ㉗7.076 | ㉔1.185 | ㉕5.647 | |
TP6 | ㉚1.505 | ㉛8.177 | ㉘0.404 | ㉙6.672 | |
KBM | ㉜0.650 | ㉝7.527 |
こちらは今回実際に計測した上から見た図です。
BS:後視、IH:器械高、FS:前視、GH:標高、KBM:仮ベンチマーク
〇の中の数字が小さい順にデータを記入します。
1.KBMの数値をチェック
2.KBMのBSの数値を測定
3.KBM+BS=IHの計算
4.TP1のFSの数値を測定
5.IH-FS=GHの計算
6.TP1のBSの数値を測定
7.BS(TP1)+GH(TP1)=IH(TP1)の計算
........
このような順番で野帳に測量データを記入します。
基本的に計算するところは、IH(器械高)とGH(標高)です。
IH=BS+GH(KBM)
GH=IH-FS
計算式はこれだけ覚えておけば、問題ないです。
残りのBS、FSは実際にレベル(測量機)で測るだけです。
野帳の①と㉝を見てください。どちらもKBMの標高ですが、2mmの誤差があります。
実際にこの差が2mm以内だと許容範囲だといわれました。また、レベルの据え付けは、1か所で30秒以内だそうです。
更に、測量中は計測したデータから計算していき、IHやGHを求め、最後にもう一度測量が完了した後に計算することが大切です。
ダブルチェックは癖にした方が、なぜ誤差が生まれたのか、どこが違っていたのかなどが分かるようになり、今後気を付けることができます。
明日は、トランシット(トータルステーション)を用いて、角度や距離を測る測量方法について書きたいと思います。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
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先ほど、2000PVを達成しました。わずか2週間でこんなにたくさんの方々にわたしのブログを読んでいただき、とてもうれしい限りです!!
研修活動は、来週の4月22日までありますので、活動内容についてお伝えします。